欧州共通庇護制度改革

会議監督小西啓太(一橋大学商学部3年、国立研究会老メン)
議題欧州共通庇護制度改革
(Reform of the Common European Asylum System)
議場欧州理事会
(European Council)
使用言語公式/非公式/文書=日/日/日
設定日時2018年6/28~29
募集人数22人
フロント会議監督 小西啓太(国立研究会老メン)
副会議監督 澤江千花子(国立研究会老メン)
議長 村上和(国立研究会老メン)
秘書官 大竹青輝(日吉研究会老メン)
報道官 松岡幸汰(京都研究会旧メン)
アドバイザー 大山惟安(四ツ谷研究会神メン)

皆さんこんにちは。当会議で会議監督を務めます、一橋大学商学部3年、国立研究会老メンの小西啓太です。私にとって関西大会は非常に思い出深いものです。新メンの時に出た関西大会は、私の模擬国連のターニングポイントとなりました。やるべきこととできていることの差や圧力への対処など様々な課題が見つかるとともに、議論や交渉の中で、楽しいと強く感じました。もしも新メンの時、関西大会に出ていなければ、私は今頃模擬国連をやっていなかったでしょう。今回の関西大会が、参加者の皆さんにとって特別なもの、ターニングポイントとなるようなものとなることを願っています。

柳緑花紅
この言葉は、「柳緑花紅、真面目」という詩からきた言葉で、意味は「柳は緑であり、花は紅い。これは本来ありのままの姿であり、変える必要はない。」というものです。この詩は、自分の中にある尊さや本質を見ることの大切さを詠んでいます。
私がこの言葉に込めた思いは、自分らしい会議行動や模擬国連の楽しみ方、課題を見つけ出してほしいということ、担当国らしい会議行動をしてほしいということ、各国のインセンティブが強いこと、の3つです。本会議は新旧メンを主なターゲットとして、まだ経験が少ない方にもインセンティブのある国を担当し、自分なりの模擬国連を模索してほしいと思います。経験がないから自信がないという方や、EU議場ということで難しいのではと思う方もいるかと思いますが、逆にEU議場なのでスタートラインが一緒ですし、しっかりとしたサポート体制もありますので安心してください!

議題・議場解説

2015年9月2日、欧州各国に衝撃が走った。シリアからギリシャに渡ろうとしていた3歳男児の溺死体がトルコに打ち上げられたのである。 2015年はヨーロッパ、そしてEUにとっては厳しい年であった。長期にわたる中東やアフリカでの紛争に加え、前年から始まったイスラーム国の勢力拡大をうけ、難民が大量に発生し、ヨーロッパへ庇護を求めて流入してきたのである。このような状況下で、欧州共通庇護制度(CEAS)、特にダブリン体制の問題点が顕著になってしまう。CEASは難民を保護するための制度であり、ダブリン体制はその中核をなすものである。しかし大量の難民流入を前にこれらは崩壊を迎えようとしていた。EUは9月22日、ついにダブリン体制と反するような義務的なリロケーションを行う決定を下した。 本会議では、この義務的リロケーションの結果を踏まえ、欧州共通庇護制度の改革、特にダブリンⅣの策定に向けて議論をしてもらう。 議場解説 察している方も多いと思うが、本会議の議場は国連ではなくEUであり、その中でも「欧州理事会」という機関である。欧州理事会は各国首脳が集まる場であり、EU全体の方針を決定するとともに、最終決定も行う機関である。今回は前者の方針決定の段階である。 また、採択方法も特殊で、コンセンサスor特定多数決である。特定多数決では、採択要件が、国数の55%かつその人口がEU全体の人口の65%以上というものとなる。そのため人口が多い国が相対的に票数を多く持っていることとなる。そのため、国連と比較すると、陣営を引っ張っていくような国がいないため、過程に対するパワーバランスは小さいが、結果に対するパワーバランスは大きいと言えるだろう。

論点解説

フロントから提示する論点は「リロケーション制度について」である。リロケーション制度は欧州共通庇護制度もといダブリン規則の修正に際して、長年議論されてきたことである。しかし、本議場でのポイントは「義務的」なリロケーションの例ができたことだ。欧州難民危機が起こった際、EU理事会は、実施しなければ何らかのペナルティが発生する、いわゆる「義務的」なリロケーションを行う決定をした。これを踏まえて、リロケーションは認められるべきなのか、また義務的であるべきか否かなどについて議論してもらう。なお、今あげたものはあくまで例であり、中小論点については各国から募集する。
本会議でフロント側から提示する論点は、以上の一つだけである。ただし、これはその一つの論点しか話してはいけないということではない。ダブリン規則の争点全般に関して、事前に各国が議論したいものがあれば、論点案を提出してもらい、議論議論にて論点案を採択していただくこととなる。ただし、アウトオブアジェンダは設けているので、論点がさまざまな分野にわたり、リサーチ量が膨大になるようなことはないので、安心していただきたい。

国割

アイルランド・イタリア・オーストリア・オランダ・ギリシャ・スウェーデン・スペイン・チェコ・ドイツ・ハンガリー・フィンランド・フランス・ベルギー・ポルトガル・マルタ・ルクセンブルク・スロベニア・ラトビア・スロバキア・ブルガリア・イギリス・スイス(オブザーバー)
※基本的にシングルデリとなります

国割選びのポイント

基本的にどの国を選んでもらっても、インフォーマルコーカス共に動きやすいと思います。ただし、コンセプトの欄にもあるように、その国らしい行動をしてほしいというのが会議監督の思いの一つなので、自分に合っていると考えられる国を選んで欲しいと思っています。国割資料の他に、気になる国があったら外務省のホームページなどを参照し、外交方針などを見ておくことをお勧めします。

会議の特徴

当会議の最大の特徴は、議場が欧州連合、その中でも欧州理事会であるという点だろう。EU多様性の中の統合を掲げ、欧州のまとまりが求められている一方で、様々な対立を抱えている組織である。特に、難民に関しては各国非常に関心が強く、対立も根深い。そのような中でどのように共通の制度を策定していくのか、深く考えて欲しい。
また、今回模擬する議場はEUの中でも欧州理事会である。欧州理事会は各国首脳が集まる場であり、ある種人割的な要素も含んでいる。加えて方針決定を行うという点で決議の直接的な影響は強くはない。ただし、間接的にEU全体に関わることになるため、文言交渉は重要もかなり重要である。
そのほかの特徴としては、論点募集を広く行うことや決議文書の種類をデリが選ぶことができるなど、比較的自由度の高い会議である点などがある。

求めるデリ像

基本的にはやる気のある人であれば誰でも問題ありません!
フロントから求めるというより、フロントがおすすめする人を書かせてもらいます。フロントとしては、インセンティブの強い国をあまりやったことがなく、少しでも経験を積みたい人や、一人で会議行動をできるようになりたい新メンの方には特にお勧めしています!また、もちろんEUや難民に興味がある方も大歓迎です。また、議場的に国益とEU益という二つの軸の狭間で考えたい、というような人もぜひ参加して欲しいと思います。

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